8/17 兎の穴

2013年8月24日 ゲーム
甲府のボードゲーム会:兎の穴さんに参加してきました。
遊んだゲームは『ツォルキン』『テラミスティカ』『12季節の魔法使い』『ペロポネソス』『ドミニオン』『ステッキー』でした。

■ツォルキン
まずは定番の『ツォルキン』。
経験者2人(俺・Azathothさん)・未経験者2人(サイトー君・魔窟の主)の4人プレイ。
手番順は1番手からサイトー君・俺・魔窟の主・Azathothさんの順。
最初のターン。ワーカー+1のアクションがあるウズマルへ、1番手のサイトー君が2個、俺が2個ワーカーを置く。3番手の魔窟の主は別の歯車へ置く。
4番手のAzathothさんは、ゲームを始める前「1番手が1ターン目にウズマルへワーカーを大量に置いたら、自分もウズマルに2つ置いた上でスタートプレーヤーも取って歯車2コマ回しを実行すれば良い。そうすれば、1番手より先にワーカーを増やせる」と言う話をしていて、それを実行した。
ウズマルの4と5に置いたワーカーは、歯車2コマ回しによって6と7に移動するから、ウズマルのアクションならどれでも自由に実行できるようになる。そうすると、差分のコーンを支払わずワーカー+1のアクションを実行できるのでコーンの節約になる。その上、他のプレーヤーの計算を狂わせる事ができるので妙手だと感心した。
最初のフードデイを迎えるターン、コーンを大量に獲得できるパレンケに俺はワーカーを2つ置いていた。両方のアクションを実行すれば最初のフードデイに支払うコーンを全て賄える。が、それではその後のターンに必要なコーンを確保できない。なので、片方だけアクションを実行してそこそこコーンを獲得して、数点の勝利点マイナスを喰らう事にする。
それでもコーンが足りなかったらしく、その後のターンに思うように技術を上げる事ができなかった。
取るつもりだった記念碑タイルの「レベル3の技術3つで33勝利点」を先にAzathothさんに取られてしまうミスもあり、最終的に2位に終る。1位は未経験者な魔窟の主だった。

■テラミスティカ
続いて、同じく定番の『テラミスティカ』。
経験者3人・未経験者1人の4人プレイ。サイトー君が未経験者だったので、4人の初回プレイ用のセットアップを使用。
手番順と使用種族は1番手からAzathothさん(ハーフリング)・madmさん(ウイッチ)・俺(ノマド)・サイトー君(マーメイド)の順。
ノマドだったら初手砦が鉄板だと思っているけど、他のパターンも試してみようと思い、1ターン目のボーナスタイルに《船レベル+1/魔力+3回復》を選択。パワーアクションでミープルを取って、船レベル2から開拓地をばら撒く予定。1ターン目の勝利点追加ボーナスは開拓地を作った場合だからね。もっとも、ノマドの色だと船レベル2でも2つしか開拓地を作れないけど。
ところが、Azathothさんが先にミープルを取ってしまう。仕方なく、通常の魔力転換で5マナ支払ってミープルを獲得し、船レベルを上げる。
労働コマが余るので、初期配置の開拓地を1つだけ交易所にレベルアップさせる。が、展開を読み違え、交易所にしなかった方の開拓地の周辺が他のプレーヤーの建物が建ったりレベルアップしたりしていて、魔力の回復量で損をしてしまう。
一方で、ミープルを取ったAzathothさんはスコップのレベルを上げるのかと思ったら違って、初手はオーソドックスに神殿×2だった。
2ターン目は砦建設。このターンの勝利点追加ボーナスは砦・聖域の建設だった。
その後、遅ればせながら神殿も立てて、恩恵タイルに《交易所建設で3点》を獲得する。
最終的に街を2つ作る。3つ目も作れそうだったけど、序盤に川越えで開拓地をばら撒いた影響で開拓地が足りなくて無理だった。
繋がっているエリアの広さでは1位を取ったが、教団トラックの方は4つ中3つまでハーフリングのAzathothさんが1位を占めていた。ハーフリングは特段、教団系種族って訳では無いのに。
結果、1点差の2位に終る。勝利点の方は100点ちょうどと少なかった。

■12季節の魔法使い
経験者2人・未経験者2人の4人プレイ。
俺と持ち主のハニワ猿人さんが経験者で、N村さんとmizuさんが未経験者。
このゲームは大量のカードとサイコロを使うが、徹底してドラフトをするシステムなので、運要素が低く抑えられていてゲーム性が高い。
1回経験してゲームの流れとか足りなくなるリソースとか解ってきたので、前回と戦法を少し変える。勝利点を得られるカードを先に出す事と、ドローできるタイミングがあったら迷わずドローする事を徹底してみた。
だが、序盤に無理して出した《カードを出すと勝利点+3点》のカードを早々に破壊されてしまう。
後、ドラフトしたサイコロを振り直せるブーツを使ったけど、これは強くないね。細かく勝利点が得られるけど、思うように★を増やせなかった。
最終的な勝利点は240点台。3点差で1位になる。

■ペロポネソス
軽めの拡大再生産ゲーム。競りの要素もある。
名前の通り古代ギリシャが題材。
ゲーム中に起こる災害が予め解っていてリスクヘッジをしないといけない所と、バランス良く発展させないと勝利点が高くならないのが特徴的なゲーム。
サイトー君・Azathothさん・俺の3人プレイ。
初プレイだったのでリスクヘッジができてなくてリソースを失い過ぎて、勝利点は伸びなかったけどな。
なかなか面白いゲームだった。

■ドミニオン
基本セットのみ。
サイトー君・Azathothさん・俺の3人プレイ。
王国カードは《礼拝堂》《地下貯蔵庫》《宰相》《庭園》《盗賊》《金貸し》《鉱山》《議事堂》《市場》《研究所》となかなか趣きのある内容。
《礼拝堂》があっても《盗賊》がある為に単純な圧縮ゲーにならず、《庭園》もあるので戦略の幅が広い。
このセットで2回遊ぶ。

1回目は、他の2人が初手で《金貸し》を選び《庭園》が視野に無い事が解ったので、初手から《盗賊》を選んで《庭園》狙いをする。ちなみに《盗賊》は初手で買うものでは無い。使ってもこのターンに使える自分の手札やお金は増えない上に、序盤に打ってもまず《銅貨》しか無いので、相手のデッキ圧縮を助けるだけ。今回は、序盤から打てば相手のデッキを削れるので《庭園》を買う気を殺げる効果を狙っての選択。
その後は、《議事堂》を買う。《議事堂》には「購入+1」が付いているので、《庭園》狙いと相性が良い。1枚目の《議事堂》を買ったら、特にお金を増やしていないデッキでも《議事堂》が《議事堂》を呼ぶ展開になり、都合3枚《議事堂》を買える。
そして《庭園》《屋敷》《銅貨》を購入していく。
目論見どおり、他の人が《庭園》のカットに入らず、1人で《庭園》を集めて勝利する。

2回目は逆に圧縮狙い。初手で《礼拝堂》×2。3ターン目には《礼拝堂》が2枚とも手札に来たので、《礼拝堂》もろとも手札4枚を廃棄。
その後、Azathothさんが《盗賊》を買ったので、こちらら《金貨》を買うのは辞め、仮想コインを稼ぐ戦略に切り替える。最終的に《市場》8枚《地下貯蔵庫》3枚のデッキを作り、《属州》を買い集めて勝利する。

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参加者が多かったので、重ゲー・ゲーマーズゲームを遊ぶ卓が固定できて良かった。俺はその卓にずっと張り付いて居た訳ですが。
あと、『テラミスティカ』のインスト中、隣で『あーぎ!てくと』を遊ばれて困った。うるさくて、何度かインストの手が止まってしまった。『スペースアラート』や『エスケープ』もそうだけど、自宅ゲーム会とか1卓しか立たない状況ならこの手のゲームも良いだろうけど、複数の卓が立つオープン会などでは自粛して欲しい。

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