10/26 浜logさん

2013年10月27日 ゲーム
中山のボードゲーム会:浜logさんに参加してきました。
遊んだゲームは『海賊ダイス』『フランシスドレイク』『テラミスティカ』『ドワーフの王様』でした。

■海賊ダイス
ダイスバースト系の軽いゲーム。
『グリード』とかと違ってバースト条件はドクロの出目が3個になるまで。振った目が役にならなくても振りなおせる。また、役になって振り直さず脇に置いたサイコロも後から振り直すサイコロに加えて良いと言うルール。
ゲーム終了の得点が高い(6000点)のと、他の人の得点をマイナスにできる手役があるのとで、この手のダイスゲームにしてはゲーム時間が割りと長い。
参加者が集まるまでの時間調整を兼ねて始めたが、1時間近くかかった。隣の卓の『アンドールの伝説』はシナリオが1つ終っていた。

■フランシスドレイク
拡大再生産的な要素は無いが、他の人の行動を予測しながら自分を行動を考える要素が強いゲームで、プレイ時間が2時間超と重め。
フランシスドレイクってのは人名で、大航海時代に活躍したイギリス人の海賊というか提督で、スペインの無敵艦隊を破った指揮官。
国内で航海に出る準備をして、航海してスペイン領に攻め込むのを1回のラウンドとして、これを3回繰り返す。

航海準備のフェーズは、波止場へ続く一方通行の一本道上に店(?)や人物があって、様々な資源や特権を順番に獲得していく。
人物による特権は先着1名だし、店で手に入るリソースは先に着いた方が多く貰える。
店や人物のマスは16マス+確定で入れるマスが2つあり、このフェーズは最大で10回行動できる。が、実際は多くても8回ぐらいの行動しかできなかった。一方通行の一本道で、他の人より先に出て特権とか取らないとならないからだ。また、航海準備が早く終わった順に航海のフェーズでの手番が先になるので、手早く準備を終らせるのも重要な要素となっている。

航海のフェーズでは、海域が4つに分けられていて、準備で多くの資材(樽)を確保した人ほど遠くの海域まで進む事ができる。
航海のフェーズは、各プレーヤー4回の手番がある。ただし、1人ずつ行動してくのではなく、裏面に1~4の番号が書かれたマーカーをボード上に伏せて置いて行く事で行動をプロットし、全員が置き切ったら表返して1から順に解決して行く。
航海のフェーズでは出来る行動は4種類。
・交易
・スペイン艦隊と海戦
・街を攻める
・砦を攻める
それぞれの行動が出来る場所が決まっている。また、その場所で行動ができる回数は決まっており、大抵は2回。これは先着順。例えば、2回しか行動できない場所に4人がマーカーを置いていて、1・2・2・3だった場合、1のマーカーの人がまずその行動して、次に2のマーカーの人の内、手番が先の方が行動できる。手番が遅い方の2と3の人は基本的に行動できない(先に行動できる人が、リソース不足などの理由でマーカーを置いたけどその行動をしないと言ったら行動できる)。

交易できる場所は3箇所ある。交易を行うには、準備ラウンドでイギリスからの交易品キューブを積み込む必要がある。スペイン領で手に入る交易品は全部で4種類あるが、場所ごとに貰える交易品は異なる。かつ、同じ場所から同じ交易品は1ラウンドに先着順で1枚ずつしか貰えない。
ゲーム終了時、持っている交易品の種類数によって得点が貰える。1種類だと2点だが、4種類全部を集めると26点も貰える。
で、4種類の中でインディゴは1箇所からしか交易できない。4種類で26点のボーナスは多くても3人までしか貰えない。だから、4種類26点を狙うならインディゴの交易がキモとなる。

残りの3種類の行動は似たようなもので、準備フェーズで獲得できる兵隊と大砲を使って戦闘に勝てば勝利点を貰える。
各ラウンドそれぞれ場所で最初に勝利した人は、金か銀か宝石が貰える。これはゲーム終了時に3~5点に変換される。
また、同じラウンドで海戦・街・砦の3種類の戦闘に勝てば10点、2種類なら4点と言うボーナスもある。

持ち主の人が言うには「交易が重要で、4種類26点のボーナスを貰わないと勝てない」だそうである。

インストしてくれた持ち主の人以外は未経験者の5人プレイ。
航海は4手番あるので「1回を交易/残り3回で海戦・街・砦を行うのを基本として、どこかで1回交易を2回して交易4種類26点のボーナスを狙う」と言う戦略を立てる。

1ラウンド目は航海準備フェーズの手番が最後だったので、前に飛び出ず一番後ろを歩く事で、手番1回に貰えるリソースは少なくても手番を多くしてリソースを多く獲得する牛歩戦術を取る。
5人中4人は1歩目を1~2マス目にしてゆっくり進んでいたのだけど、1人だけいきなり5マス目辺りに飛び出した人がいた。この人は、先の方で1番最初に店に入ったり人物から特権を得たりして、かなり美味しい状態だった。こう言う思い切りも重要なんだと思った。
結局、準備は一番最後を歩いて、リソースはそれなりに溜まったが、航海の手番は5番目になってしまう。
続いて航海。目論見通り1回を交易、残り3回で海戦・街・砦を行って10点のボーナスを得るが、行動手番が遅かったせいで金銀宝石は余り手に入らなかった。
それでも、この時点での得点はトップだったので、2ラウンド目も航海準備フェーズの手番は最後になる。

2ラウンド目は、前ラウンドの反省を活かし、準備フェーズの最初で少し飛び出す。同じような動きをした人が他にも居たので、数歩先の特権を独占とは行かなかったが、なかなか良い滑り出し。ただし、交易品キューブを1つも取れなかった。
準備フェーズを終って、樽を4つ持っているのが俺だけだった。おかげで樽4つの人しか行けない海域の場所3箇所は俺が独占。これらに遅い手番のマーカーを置き、残りの1つでも最初に海戦を行う交戦権を得る。
このラウンド、4手番全部で戦闘行って勝ち、全てで金銀宝石を確保する。
この時点で得点が1位で、2位以下を30点近く離している。樽4つの海域を独占できたのが強かった。

3ラウンド目は、得点が伸びていて警戒されていたのもあり、また、選択をミスしていて、大砲はそれなりに確保したが、兵隊を1人しか確保できていなかった。樽も2個しか取れなくて行ける海域が狭かった。
それでも、海戦(兵隊なしで戦える)1つと、街1つで最初の交戦権を得て勝利し、金銀宝石を2つ確保。

最終的に99点ぐらいで1位になる。
結果論だけど交易を切って戦闘に特化してたのと、2ラウンド目で樽4つの海域を独占できたのが強かったのだろう。

他人の行動を読んで自分に有利な行動を決める楽しさがある。
オープンなボードゲーム会だとほとんど初対面な人ばかりで、読みの材料が損得計算しかないが、気の知れた身内同士で遊ぶと盛り上がるゲームだろう。

■テラミスティカ
未経験者1人経験者3人でプレイ。
未経験者の方が居たので、初回ゲーム用のセットアップでプレイ。
種族は、初手の手番順にハーフリング(未経験者の一期一会さん)、ウイッチ(風騎士さん)、マーメイド(俺)、ノマド(M.shiさん)。
マーメイドなので初手のボーナスカードは《船レベル+1/パワー3回復》を選択。マーメイドか緑か黒だったら、初手のBCにこれを取って何らかの方法でミープルも確保して(大抵はパワーアクションだけど、時々PAミープルを先に取られちゃって無理矢理5パワーからミープルを確保する事もある)、船を2レベル上げて開拓地をばら撒くのが良い手だと思っている。特に、初回ゲーム用のセットアップだと1ラウンド目は開拓地を置くと2点入るからね。
ただ、これをマーメイドでやると街を上手く作れない時があるのが問題になる。
あと、今回は少しミスっていて、勢いに乗って開拓地を5個置いてしまった。本当は資源のバランスを考えて、開拓地4個と交易所1個にするのが良かった。実際、2ラウンド目では金が足りなくて労働コマを1個お金として使ったし。

2ラウンド目には神殿を建てる。このゲーム、早い内に神殿を建ててミープルの供給体制を築いて、ミープルを教団に送り込んでパワーやラウンド終了時のボーナスを貰いつつ教団の勝利点を狙いに行くのも基本的なプレイだからね。
で、先々週のバンガードでやった2回目のテラミスティカと同様に、最初に貰う恩恵タイルは《風2:パワー4回復》にしようと思ってたけど、先に神殿を建てた風騎士さんが《土1:開拓地建設で2点》を取っていたので、流石に追随しないと負けるから《土1:開拓地建設で2点》を取る。

後は、ラウンド毎の得点行動に従ってプレイ。
5ラウンド目が砦・聖域の建築でで5点入るので、これらを両方立てる。マーメイドは余り砦を立てないのだけど、このラウンド終了時に貰えるBCが《砦聖域4点/2ワーカー》になる読みがあったので、この選択。
最終的に街を3つ建てて、6ラウンド目にスコップ技術をMAXまで上げて、全ての建物を川越えに連結させてエリアでも1位を取り、教団でも1位を2色取っていたので、合計150点で1位。2位は115点ぐらいだった風騎士さん。

■ドワーフの王様
ファンタジー的な世界を題材にしたトリックテイキングのゲーム。
スートが3種類で、ドワーフ・人間・ゴブリン。
8トリックを1セットとして行い、8セットでゲーム終了。
セット毎に得点が貰える条件が異なる。人間の5を引いた人が、2種類の条件が書かれたタイルの山から1枚引いて、その中から1つの条件を選び、そのセットで得点を得る条件とする。例えば「5~8トリック目にトリックを取ったら2点」とか「王様(K)を取ったら+3点、女王(Q)を取ったら-3点」とか。条件に書かれてないトリックやカードは、取っても得点にならない。
また、各セット1枚ずつ、特殊能力を持ったカードがランダムに1枚選ばれてデッキに足される。「マストフォローを無視して出せて、スートを無視して勝つが、エースが出されたら負けるカード」とか「このカードを取った人は+3点になる、人間の11(Jの下)として扱うカード」とか。
トリックテイキングとしては変態的過ぎるゲームだった。多分、トリックテイキング系のゲームに遊び飽きた人には斬新で楽しいゲームなんだと思うが、俺はそれほど感銘を受けなかった。
けど、日本語版を出したホビージャパンのブログによると、「本家のフランスでは『キング・オブ・トーキョー』よりも売れている」「本家のフランスでは『ビブリオス』の倍売れている」らしい。
---
『皇帝の影』を持ち込んでいる人がいた。
ちょっと古いゲームなのだけど、良いゲーム。色々な要素があって個人的に好き。
もちろん俺も持っているのだけど、ゲーム会で見たのは初めてだった。持ち主の人と『皇帝の影』の話を少しした。ゲーム会で立った事が数回しか無いそうだ。次に機会があったら立ててみたいと思う。俺もルールを少し忘れているんだけど。

コメント

最新のコメント

日記内を検索