蒲田のボードゲーム会:大田非電脳系ゲーム倶楽部さんに参加してきました。
遊んだゲームは『世界の7不思議』『ヘイムスクリングラ』『蟻の国』『テラミスティカ』『ビブリオス』『ダンジョンオブマンダム』でした。

■世界の7不思議
同人の都市が大量に入ったセットで遊んだ。
《マチュピチュ》や《ラパ・ヌイ》や、『ツォルキン』でお馴染みの《チチェン・イツァ》と言った実在の古代文明の都市の他、《ルルイエ》とか《ミッドガル》と言った創作上の都市があったり、さらには《ケイラス》や《ドミニオン》や《ロール・スルー・ジ・エイジ》と言った有名なボードゲームが都市化されてした。
中には《Lhasa》なんて都市もあって吹いた。圧縮するのかよ。

《ケイラス》の都市は芸が細かかった。このゲームでは文明の発達段階をピラミッドで示すのだけど、《ケイラス》の都市は元ゲーム通り塔やら城門やらになっていた。

そんな中、《ドミニオン》を選択。
初期資源がコイン7枚と敗北トークン3枚なのだ。《銅貨》7枚《屋敷》3枚の初期デッキを表現しているのだろう。
また、A面の3段階目は7点なのは他の文明と一緒なのだが、その表記が「7点」ではなく「6点」と「1点」になっていた。1点の《屋敷》と6点の《属州》を意味しているのだろう。

しかし、同人の都市は面白いな。
俺だったら《トランター》と《ターミナス》を作るかな。

■ヘイムスクリングラ
先週、兎の穴で遊んで面白かったので、卓が立つと聞いて参加。
未経験者2人、経験者2人の4人でプレイ。
ショートゲームで遊ぶ。(ゲームの終了条件であるVPが半分、資源を4種×2枚持ってスタート)
初回プレイ用の所定のデッキを使用。俺はCデッキを使った。

1回経験してワーカーを持つカードが重要なのが良く解ったので、初期手札にワーカーを持つカードを多く残す。
《家長》および《王》はコストなしで行動トークンを2個置かれてワーカーとして使えば基本的に何らかの資源を2個得るけど、それ以外で資源を得られるカードは「何らかの資源を1枚使って行動トークンを1つ置かれて、ワーカーとして使えば基本的に何らかの資源を2個得る」か「コストなしで行動トークンが1つ置かれて、何らかの行動により資源を1つ得る」のどちらかである。つまり、1枚出せば、以降のターンは1枚当たり資源を1つずつ増えると言う事だ。
順調にワーカーやら何やらを増やしていくが、魔力不足で思うように点が伸ばせず、33点で2点差の2位に終った。
ゲームが中盤になると、みんな軍備が進んで遠征しても3敗するような場になって膠着した。毎ラウンド2VPを得られるAデッキを使っていた人が1位になっていた。
ショートゲームだったので、割とすっきり終った感がある。とは言え、2時間ぐらいかかった。

あと、先週の兎の穴で遊んだ時のルールは少し間違えていた。
・遠征が発生した際、防御側のユニットは消耗しない(戦闘に参加しても、行動トークンは残ったまま)。
・前のラウンドで使わなかった行動トークンは持ち越せる。

購入を検討しても良いと思った。
経験者同士で、ドラフトなりシールドなりでデッキを構築して遊んでみたいと思う。
ベタ褒めしてるけど、あくまで「国産のゲームとしては」評価が高いだけであって、ドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis)の上位作品と比べたら流石に見劣りするよ?

■蟻の国(Myrmes)
拡大再生産物のゲーマーズゲーム。
去年のエッセンのスカウトアクションでは上位に入っていたが、今年のドイツゲーム賞では上位に入っていなかった作品。
今まで遊んだ事が無かったが、ようやく遊ぶ事ができた。
「育児蟻」「働き蟻」の2種類のワーカー的な物が存在するが、他の人のワーカーとアクションがバッティングしないのでワーカープレイスメント物ではない。が、この2種のワーカーを増やすのは大事。

働き蟻は、地表に出して使い捨てにする(一定量の資源と勝利点が得られる)か、巣の中で毎ターン少量の資源を生産し続けるかを選べる。序盤は育児蟻を増やしたいから、必要な資源を得る為に働き蟻をどんどん地表に出して資源を得ていた。本当は2匹ぐらい巣の中で資源を生み続けたかったけど、そんな余裕がなかった。
育児蟻を増やすのに食料を使うし、フードデイがあるから冬を越すためにも食料が必要にある。地表に出て食料を集め、集めた食料は育児蟻の追加に使用し、増えた育児蟻を使って兵隊蟻を増やす。
兵隊蟻は天敵を退治したり、他のプレーヤー領地を通る際に消費するが、何故かフードデイ時に居ると支払う食料を1つ減らしてくれる。なので、秋までに兵隊蟻を増やしてフードデイの支払いを軽減し、翌年の春に兵隊蟻を消費すると言うサイクルでゲームを回す。

ゲームは3年で終了で、1年は春・夏・秋の3ラウンドなので合計9ラウンド。育児蟻の行動は基本的に同時なのでダウンタイムは少ない。
それでも2時間ぐらいはかかった。

2年目まではリソースを増やす事を重視したプレイングをしたら、最終的にリソースは大幅に余った反面、勝利点の伸びが足りなくて同点1位に終る。

何度か遊んでみたいゲームだと思った。

■テラミスティカ
未経験者3人を含む5人プレイ。
初回プレイ用のセットアップを使用。
俺の担当はジャイアント。
中央の島の東側で2ヘックスある火山を繋げて街にするってのはデザイナーの意図した配置なのに、2ラウンド目でウイッチが砦能力から間にある森に開拓地を置き、分断されてしまう。
それでも何とかゲーム終了時までに街を3つ作り、122点で大人げなく1位を取る。
ジャイアントは1ラウンド目に砦は鉄板だとしても、2ラウンド目は神殿を建てるよりBCで船を取って川伝いに開拓地をばら撒く方が良い感じになるね。
あと、未経験者の人の中でハーフリングを担当した人のプレイングがかなり良かった。1ラウンド目で神殿を建てて恩恵タイルに《土1:開拓地建設で2点》を選択していた。最終的に4点差の2位だったので、何か1手プレイミスがあったら負けていた。

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今日は近場で幾つかのゲーム会がバッティングしていた。
距離の近さとプレイ可能時間の長さで大田非電脳系ゲーム倶楽部さんを選んだが、実は初参加だったので不安だった。
しかし、ゲーマーズゲーム・重いゲームが良く立っていたので、非常に俺向きなゲーム会で好印象だった。
都合が付けばまた参加したい。

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