橋本のボードゲーム会:バンガードミッションさんに参加してきました。 遊んだゲームは『コンコルディア』『ボラボラ』『ラミーキューブ』『ロシア鉄道』『ゴブレット』『セイルトゥインディア』でした。

■コンコルディア
[評価]5/5(とても面白い。今後は積極的にプレイしたい。)
前日のミスボドさんで遊んだのに続いて2回目。
5人プレイで、持ち主と俺以外の3人は未経験。
良いゲームなんだけど、ダウンタイムが長いのが玉に瑕。今回のゲームはインスト込みで4時間かかった。

今回は5番手スタート。前回のゲームはローマの西方を開拓したので、今回は東の方に家を置いてみる事にする。
持ち主の方がスタートプレーヤーだったのですが、初手が《元老院議員》。資源を支払ってカードを2枚獲得できる効果だ。他のプレーヤーもこれに習い、俺以外の4人中3人がカードを2枚獲得していた。
色々なゲームを遊び馴れていると、このゲームは持っているカードの枚数が多い程、高い勝利点に結び付く事に気が付く。だから有り得ない選択では無い。
前回、俺が経験したゲームでは、スタートプレーヤーの俺が《建築士》で家を建てたら、他の全員が《外交官》でこれをコピーして家が乱立する展開だったので、余りの違いに驚いた。
その後、他の人も家を建て始めたが、俺が陸路で進んでいた東方に家を立てる人が殆ど居なくて、ローマの西の方にばかり家が建っていた。仕方ないので、《長官》でリソースが生産された時におこぼれを貰うべく、西方の州にも俺の家を建てていく。
みんな積極的にカードを購入して行ったので、山札が尽きるのが早かった。俺も家を多く建てて資源が豊富になってから何枚もカードを買っていた。
前回のプレイでは、手札が尽きてから《護民官》を使って回収するプレイングをしていて、それで3回《護民官》をプレイした。今回も同じように手札が尽きてから《護民官》をプレイしていたが、2回しか《護民官》をプレイできなかった。
山札が尽きて、市場にカードが残り3枚の状態で、誰が残りのカードを買ってゲームを終らせるかの駆け引きとなる。
だが、この段階で俺の持っている家の残りストックが2個になった。カードを3枚買うより、この家を立て切ってゲームを終らせるのが早そうだ。家を2件建てる資源を集めるべく、半分ぐらいの州が生産済みでタイルが裏返っていた状態で《長官》をプレイして全部を表返して資金を獲得する。すると、そのターンで《長官》を選んで資源を生産してくれた人が2人出た。おかげで、家を2軒建てる分の資源が溜まる(最終的に、12州中の11州に家を置いていたから、誰かが《長官》で生産したら、ほとんどの場合で何らかの資源を貰える状態だった)。
だが、手元に《建築士》が無いので、1回《護民官》をプレイする必要があると思っていたら、上家が《建築士》をプレイする。俺同様、他の人の《長官》で家を建てる資源が沸いていたのだろう。ありがたく《外交官》でコピーして家を立て切る。

恐らくは起きないだろうと思っていた、家15軒の建て切りででゲームが終了する。
集計した結果、120点ちょっとで俺が1位。1回経験してるとプレイの効率が良くなります。

流石に家が15軒も建っていると、ユピテルやメルクリウスが11点も得点を叩き出して、持っているカードが多少は少なくても勝てた。
逆に言うと、ユピテルやメルクリウスで10点以上を叩き出すには、かなり沢山の家を建てないとならなくて辛い気がする。
その点、マルスだと資源的には道具4つと食料4つで1枚12点を稼ぎ出せるから効率が良い様に思える。

次回プレイする機会があったら、サトゥルヌスのカードをたくさん集めて勝ってみたい。土萌ほたるちゃんが好きだらかね俺。

■ボラボラ
[評価]5/5(とても面白い。今後は積極的にプレイしたい。)
『リアルト橋』や『ブルッへ』のフェルトの作品。
今年のドイツゲーム賞(Deutscher Spielepreis)でも4位に付けている。

サイコロ(6D)を振ってワーカープレイスメント風にアクションを選ぶ。
1ラウンドに3つサイコロを振って、4人プレイだと7箇所のワーカープレイスに、1人1個ずつ順に配置して行く。既に他の人のサイコロが置かれている場所に置くには、それより小さい出目でないと駄目である。このルールを無視してサイコロを置くには、カードとリソースを支払わないとならない。
『エイリアンフロンティア』に近いシステムだけど、サイコロを置く条件はシビア。特に4番手になると苦しい。

その他、色々と要素があるけと説明はばっさり省略する。

俺は4番手でスタート。
ワーカープレイスは7つだから、1番手~3番手は誰も置いてない場所にサイコロを2個置けるが、俺は1個しか置けない可能性が高い。そんな状態で出た目が「5・5・1」。これは非常に苦しい。2個目の5が置けるか怪しいし、他の人が小さい出目を置いたワーカープレイスに置けるサイコロは1の目の1個しかない。
他の人が男性タイルや女性タイルを獲得して悠々とプレイしてる中、何とか早い手番を取ろうと苦労する。手番を早くするには刺青を得る必要がある。大量に刺青を得るのには男性タイルを取って取引アクションを行えば良い。が、タイルを取れるワーカープレイスには低い出目が置かれていて無理。
仕方ないので、寺院に人を送り込んだり、建物タイルを建築したりした時の炎ボーナスで細々と刺青を獲得して、手番順位を上げるのに成功する。
だが、1ラウンド目は貝も獲得できないから装飾品タイルも取れないし、目標タイルの達成条件も満たせていなかった。これらは6ラウンド連続して実行できるとボーナス点が入る。両方とも初っ端からつまずくのは良くないと思い、目標タイルの方は手札を消費して条件を下げ、何とか達成させる。

1ラウンドは手番が遅い上に合わない出目で苦労したが、一度早い手番を獲得すると後はプレイが楽になった。男性タイルや女性タイルも獲得できて順調にゲームを進められた。
最初に4番手で苦労したので、以降のラウンドは手番が遅くならないように気を使ってプレイする。結果、6ラウンド目で3番手になった以外は、常に1番手か2番手を確保する。

最終的に180点ぐらい稼いで1位になった。だが、この得点は参考にできない。
この日記を書くために調べたら、ルールがちょっと間違っていたみたい。フェーズBでプレイできるのは、男性タイル1種類と女性タイル1種類だった。持っているタイル全部をプレイしていた。それだと、積極的に家を建てて男性タイルも女性タイルも沢山集めていた俺が高得点を叩き出す罠。

インスト混みで2時間ちょっと掛かった。
要素が多い分、遊び甲斐のある良いゲームであった。

■ロシア鉄道
[評価]5/5(とても面白い。今後は積極的にプレイしたい。)
『コンコルディア』と同様に、前日のミスボドさんで遊んだのに続いて2回目。

経験者のみの2人プレイ。
インスト抜きだった事もあって、45分ぐらいでゲームが終った。

昨日の日記で宣言した通り、今回はシベリア鉄道の開発を一直線に行った。他の路線や要素には一切触れなかった。
結果、4ラウンド目には最上位の線路マーカーで敷設が始まる。得点を倍に出来るタイルも敷き詰めてあるので、1ラウンドに50点以上を叩き出す。最終ラウンドには100点を越えていた。
結果、370点ぐらいで1位。
やはりシベリア鉄道は強かった。
相手は鉄道ではなくて工場を伸ばしていたので、そこまで得点が入っていなかった。
シベリア鉄道を伸ばすのが強いという共通認識を持った上で遊んだら、どういうゲームバランスになるか興味がある。

ちなみに『ロシア鉄道』の作者は、鉄道ゲーム『18XX』シリーズを幾つか作っている人達。その内の1人は『18XX』シリーズから線路敷設の要素を取り除いて、株式売買による会社経営要素に特化した『レイルロード・バロン』も作っている。
現状、『18XX』シリーズを遊ぶのは古参のボードゲーマーばかりである。『カタンの開拓者』以降のドイツボードゲームで育ったボードゲーマーで『18XX』シリーズを楽しむ人は少ない。
若いボードゲーマがいきなり『18XX』シリーズにを遊ぶのは難しいが、『レイルロード・バロン』を経験していれば、導入がしやすい。
『ロシア鉄道』も同じような役割を果す事を考えてデザインされたのでは無いだろうか?

■ゴブレット
4/5(面白い。また遊びたい。)
変則的な3目並べゲーム。
大・中・小の3種類の大きさのコマのセットが手元に各自2セットずつあり、マトリョーシカ人形のような状態になっている。
これを大きい方か取って行って「囲」状マス目に置く3目並べ。
相手のコマより大きい駒なら、相手の駒があるマスにも置ける。その場合は、相手の駒を包み隠してしまう。
手元の駒だけでなく、既にマスに置いたコマも動かせる。
大きい駒は相手の駒に被せる事ができるのでリーチを潰すのには最適なのだが、過去に相手の駒に被せてあった物を動かしてしまうと、そのコマは復活してしまうので、復活したコマが原因で負けてしまうこともしばしば。
単純で、短い時間で決着が付くのだが、なかなか面白い。

実は過去にも何度かバンガードミッションさんで遊んでいるんだけど、ゲーム名を聞いてなかったり、聞いてもメモを取るのを忘れていて、今まで日記に書いていなかったので、改めて紹介。
本来は4×4のフィールドで遊ぶゲームらしいが、3目並べにアレンジしてあるとの事。

■セイルトゥインディア
[評価]5/5(とても面白い。今後は積極的にプレイしたい。)

未経験者1人を含む3人プレイ。
過去の日記で宣言した通り、序盤から未開の港をとんどん開いて勝利点を稼ぎ、早期にゲームを終らせるプレイングを目指す。
序盤は他の人が未開の港を開かない中、俺が順当に進んでいく。
だが、途中で意図に気付かれたのか、他の人も追いついてきて、未開の港を開いていく。
流石に人員や船の速度を強化してないと勝ち目が無いので、少しの間しゃがんでお金を貯め、教会を幾つか建てて、教会で貰える点が増える技術も買って勝利点を稼ぐ。
勝てる算段が付いた所でインドまで進む。
見事に1位になる。

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良質のゲーマーズゲームをたくさん遊べて、満足度の高いゲーム会であった。
来週もバンガードミッションさんがあるので参加する予定。ただし、前日は山梨に戻っているので、その帰りに寄る予定なので昼ぐらいからの参加になってしまう。

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