【序盤編】
序盤の定義は「最初の《護民官》を打つまで」です。

○初回の《外交官》は《建築士》に使って、最初の《護民官》を打つ前までに建築を2回行う。
このゲームの基本的なサイクルが《建築士》で家を増やして、《長官》で資源を獲得し、《商人》で資源やお金を調整して次の《建築士》やカード購入につなげるものなのに対して、初期手札に《長官》は2枚あるのに《建築士》は1枚しか無いから。
特に1番手が《建築士》を使っている状況で2番手以降が建築するなら、《外交官》を使ってコピーする。そうすれば、《建築士》のカードを温存しつつ建築ができる。

○序盤はレンガ都市に家を作らない。レンガは《商人》で買う。
レンガ都市に家を建てるのに小麦を使用してしまうので、これを避ける為。小麦は他にも「小麦都市に家を建てる」「《護民官》使用時に入植者を出す」等にも使用する。なので初期資源の小麦は小麦都市に家を建てるのに使用し、小麦の入手手段を確保したい。
サルサ拡張では、初期資源の小麦が1つに減っているので、レンガ都市に家を建てないって定石の重要性は増している。

○初手が《建築士》とは限らない
初手で《建築士》を使って布都市に家を建てるのは確かに強い。2手目に《長官》で布2個、3手目に《商人》で布2個売って17金からレンガ3つ買って8金のお釣り。
でも、2番手以降だと、初手で行ける布都市が残ってないかも知れない。
そこで勧めるのが、初手《長官》で布を獲得、2手目に《商人》で布2個売って17金からレンガ3つ買って8金のお釣り。これならレンガ4つに13金以上を持ってるから、3手目に《建築士》を行うとかなり自由な建築ができる。
この手順の場合に狙うのは、2回の建築でワイン・道具・小麦・小麦と4軒の家を建てる事。途中に《長官》を挟んで、小麦の代わりにワインや道具の都市に建てる家を増やしても良い。
特に大長官カードを持っているラスト手番の人にはこの手順はお勧め。

○3都市ある州の3つ全部に家を建てて、1回の《長官》で資源4つが手に入る州を確保する
手番1回の効率が凄く上がる。《長官》でお金を回収する選択に対する牽制にもなる。
《長官》で選ばれる頻度が高い事が目に見えていて、相乗りしようとする人が出てくるのだけど、どの都市にも1軒の家があるから建築コストが高くて意外に相乗りされない。
この条件に当てはまる州は、中盤にもう1州作っても良いだろう。

○《護民官》を打つ前に《元老院議員》は必ず使う
これを実践してない人は意外と多いけど、カード枚数=勝利点なので重要。

○《護民官》を打つ時は手札をほぼ使い切っているように手順を考える
《護民官》は資源や家も増えないし唯一増えるお金も微々たる額の弱いカードだから極力回数を減らしたい。また、金が増える額を上げたい。
《護民官》自体、打つのはゲーム中2回か、多くても3回ぐらいに抑えたい。打つ際に残っていても良いのは《入植者》か、序盤のミネルヴァ各種ぐらい。

【中盤~終盤編】
1回目の《護民官》を打った後は中盤。

○《元老院議員》を《外交官》できるように常に構える
このゲーム中で一番強いカードは2枚カードを購入できる《元老院議員》であるが、これは購入できないし、打つ回数を増やすには弱い《護民官》を使わないとならない。
なので、他人の《元老院議員》を《外交官》するのは非常に強い行動であると言える。
相手の手を完全に読めない限り、常に資源を4つぐらい残した状態にして、いつ《元老院議員》を打たれても《外交官》できるように構えておくのが重要。
カード購入の目標枚数は8枚。

○《護民官》を打つ前に《元老院議員》は必ず使う
序盤編でも同じ事を書いたけど、《元老院議員》を使ってから《護民官》と言うのは中盤以降でも重要。

○各州に1軒ずつ家を建てる。なるべくレンガ以外の都市に。
サトゥルヌスの得点を上げる、他の人の《長官》で資源を貰う、の2つの目的がある。
レンガ以外の都市なら、ユピテルの得点も上がる。

○マルス狙いは破綻するから自分から狙わない。狙っている人が居たらカットする。
マスル狙いが良くない理由は下記。
・付いてるカードが弱い《入植者》なのでこれを買っていると手が遅れる。
・入植者を増やして得点が増えるのはマルスだけ。サトゥルヌス,ユピテル,メルクリウス,ミネルヴァはどれも家を建てれば得点が増える。
・初期手札にマルスは1枚だが、サトゥルヌスやユピテルは2枚なので、こちらを得点を増やす行動をした方が効率良い。
・ゲーム中のほぼ全部のマルスを集めないと強くないが、狙っているのがバレ易く、妨害するのも容易。
マルス狙いを妨害するなら、マルスを持ったカードを1~2枚買ってしまえば良い。

○《執政官》は買っても使わない
1回の手番を使って手札が1枚しか増えないから。
買う分には、得点を伸ばしやすいユピテルだから悪くは無い。

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