序盤の定義は第一フードデイ(8ターン目)まで。この頃までにコーン基盤を確立して、増員も実施し、1ターンに4~5つワーカーを置けるような体制を築く。

【コーン基盤の確立】
ここで言うコーン基盤の確立とは、技術トラックを以下のパターンのいずれかに上げる事である。どちらも技術を4段階上げるもので、ティカルの3を2回叩いて実行する。初期資源タイル選びから、必要な資源(木石金)の確保を考慮する。

(1)資源技術Lv3にして、Lv4を1回叩いて金金を獲得
王道の金金石石コーンコーンである。これで大量の金と石を手に入れて、ウズマルの2でコーンと木に変換する。金金石石コーンコーンは16コーン分の価値があるが、変換に手番を使う必要がある。また、ヤチェシェランかウズマルの5まで育つのを待つ必要があるのもプレイングを難しくしてる。

(2)農業技術Lv3資源技術Lv1
主にパレンケに通ってコーンと木を手に入れる場合の動き。パレンケの5でも最大12コーンだが、各歯車の5まで行かないと叩けない金金石石コーンコーンと違ってパレンケ2~4でも相応なコーンが手に入り、柔軟なプレイングが可能になる。

【確立の手順】
初期資源タイルで木石金を3つ以上確保する。

ティカルの3で2段階上げる。(2)をやる場合はこの後の手順で木を取るので農業と資源をLv1ずつ上げる。

パレンケの4か5で大量の木を手に入れる。

ティカルの3で2段階上げる。

実は、コーン基盤の確立はたった3手で実行可能なのである。

【増員の目安】
第一フードデイまでに2回ウズマルの3を叩いて5人に増員したい。
あと、最初にワーカー抜いて実行するアクションは増員にしたい。1番手なら初手ウズマルに3つ縦置き、2番手なら初手でウズマル3に置いて次のターンで1コーン払ってウズマル3を叩く。3番手以降は1ターンしゃがんで、2ターン掛けてワーカーを置いて、3ターン目に最初の増員を行う。
チャンスとか余裕があれば、第一フードデイまでに6人目の増員をしても構わない。

【ワーカーを置く・抜くの運用】
基本的に手持ちのワーカーを全部置く→次のターンに置いたワーカーの一部を抜く(全部は抜かない)、のサイクルを繰り返す。1ターンおきにアクションを実行するのが一番効率良い。
ここで注意したいのは、ワーカーを抜く本数。コーン基盤を確立する前は、次のターンに置くワーカーの数を2人に抑えたい。ワーカー2人ならコーン乞いで貰える3コーンでも十分に置ききれる。
具体的に言うと、増員をするならワーカー2人になるので他のアクションはしない、増員をしないなら2箇所抜く。ワーカーを置く際に、今後のターンの動きがこうなるように計算する。

ぶっちゃけ、慣れてるプレーヤーはコーン基盤が確立するまで、コーンを直接獲得するアクションはしない。2ターン目以降は1ターンにワーカーを置く人数を2人に絞っているから、コーン乞いで貰える3個で足りる。

【コーン保有数と次のターンに置くワーカーの数】
これは序盤だけに限った話ではないが、ツォルキンが上手な人はアクションをする際やフードデイの支払いの際にコーンを使い切らず、次のターンに手持ちのワーカー全部を置くに十分なコーンが残るようにプレイする。
特にフードデイの支払いにぴったりしかコーンを残さない計算でワーカーを抜くと、以降のターンで動く為のコーンが足りずに失速する。コーン乞いしながら2~3ターン掛けてワーカーを置くような動きになってしまって、ちゃんとコーンを残してる人に対して勝ち目が無くなる。
また逆に、上手な人は手持ちのコーンから逆算して、次のターンに置き切れる数しかワーカーを抜かない・増やさないと言う選択をする。上に書いた話と重複するが、コーン基盤の確立前は次のターンに置く人数が2人になるように調整する。
コーン基盤が確立した後も、資源技術が基盤の場合は、ウズマル2でコーン変換を打つ都合から、自由に使えるコーンが比較的少ないので、4人に留まる様に抜く。得点効率などの都合から5~6人抜く場合は、2ターン掛けて置く。
農業技術が基盤の場合は、自由に使えるコーンに資源技術の場合と比べて多いので、5人を抜き差しするような運用をする。

【スタートプレーヤーが有利な点・1ターンしゃがむメリット】
ツォルキンで1番手が1番有利だと言われてるのは、初手でウズマルに3つ縦置きして2ターン目と4ターン目に増員が確定してるからだと言われているが、他にも要因がある。
スタートプレーヤーは優先的に各歯車の0にワーカーを置ける。今まで挙げて来たコーン基盤確立の手順や増員には歯車の3を叩く必要があるものが多いが、これは歯車の0に置いて3ターン後に到達する位置でもある。3ターン後と言うのは、ワーカーを置く→抜くのサイクルでプレイしてるなら、抜くターンである。0の高さに置けると言うのはコーンのロス無しに技術を上げたり増員できたりする位置なのである。
このスタートプレーヤーの地位を最初から持っているのがゲーム開始時に1番手のプレーヤーなのである。だから、なるべく早くスタートプレーヤーの権利を奪う必要がある。

また、スタートプレーヤーを取る以外で、優先的に各歯車の0にワーカーを置く権利を得る方法がある。それは1ターンしゃがむ事だ。1番手とか現在のスタートプレーヤーとかが置く→抜くのサイクルで動いているなら、1ターンしゃがめばその位相をずらせて、他人が抜くターンにワーカーを置けるようになる。
各歯車の0に置ける以外にもしゃがむメリットはある。そのターンに自分の前にプレーヤー2名ぐらいワーカーを置いてると、ワーカーを置く余地自体が少なくなって大量のコーンを必要とするが、しゃがんで位相をずらすと0以外の位置も空いている事が多く、少ないコーンでワーカーを運用できるようになる。特に前の手番の人が抜くターンになっている場合、良く使われるティカルの3やウズマルの3から抜かれて空いている事が多く、ここに置ける可能性は高い。次のターンに1コーン支払えば技術上げや増員がすぐにできる。
この0が空いてるとか他のマスの空き具合の話は、序盤以外にもスタートプレーヤーを取るか・しゃがむかを判断する際に有効な話である。

※ただし、偶数ターンにワーカーを置く動きにはデメリットもある。ゲーム終了までスタートプレーヤーを取った人が誰も歯車2コマ回しをしなかった場合、26ターン目にワーカーを置いて、最終27ターン目にワーカーを抜くことになる。しゃがまなかったプレーヤーが25ターン目にスタートプレーヤーを取って歯車2コマ回しをした場合、26ターン目が最終ターンとなって25ターン目に抜いたワーカーを置けずにゲームを終わって何回分かのアクションの権利を失ってしまう。

【第一フードデイの支払い踏み倒し】
資源建築に行ってる人は第一フードデイにコーンの支払いを踏み倒す事が多い。(部族拡張でヤルク族を使っている場合を除く)
これは、資源技術を上げてコーン基盤を確立していても、金金石石コーンコーンの回数が足りないのでこの段階でコーンに変換してフードデイの支払いをしてしまうと、その後のターンにコーン不足で満足に動けなくなるから踏み倒す。
この動きをしたい場合、コーンを持っていたらフードデイの支払いは拒否できないので、第一フードデイが明けた次のターンにコーン乞いで動ける程度のワーカーしか抜かないようにするか、フードデイのターンをワーカー置くターンにするか、どちらの動き方をする。

【初期資源の選択】
基本的に木石金を合計3つ以上確保できる組み合わせの中で、一番コーンの量が多いものを選ぶ。だから、宗教や技術にボーナスがあるものや増員や水晶ドクロはまず選ばない。
例外は資源技術+1で4コーン付いてる方。これを引いたらコーン基盤の確立を資源Lv3でやる場合に必要なティカルの3を叩く回数を1回減らせる。パレンケで取る木を初期資源を合わせて5個になるように動くだけで住む。

【1番手の動きの例】
※スタートプレーヤーを他人(2番手)に取られない前提です。

1ターン目:ウズマル012に置く → 2ターン目と4ターン目に増員、6ターン目にウズマルの5からパレンケの5で木を得る
2ターン目:ウズマル3を抜いて増員
3ターン目:ティカル0とウズマル0に置く → 6ターン目にティカル3、8ターン目にウズマルの5から金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン
4ターン目:ウズマル3を抜いて増員。(ウズマル4のワーカーは使わない)
5ターン目:ウズマル0とティカル0に置く → 8ターン目にティカル3、10ターン目にウズマルの5から金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン
6ターン目:ティカル3を抜いて技術を上げた後、ウズマルの5からパレンケの5で木を5本得る
7ターン目:資源と農業のどっちに行くか決まってる頃なので、それに沿ってヤチェシェランかパレンケに置く。資源に行くならウズマルにも置いて後のターンでウズマル2を使う。
8ターン目:ティカル3を抜いて技術を上げた後、ウズマルの5から上げた技術に沿って金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン

※3ターン目や5ターン目は最初から資源建築と決め打ってヤチェシェランに置いても良いが、ウズマルに置くことで他のプレーヤーの増員を邪魔する事ができる。

【2番手の動きの例】
※1番手や3番手がここに書いた例の通りに動いた場合の話です。

1ターン目:ウズマル3、ティカル0、パレンケの0に置く → 2ターン目に増員、 4ターン目にティカル3、6ターン目にパレンケの5で木を得る
2ターン目:ウズマル4を抜いて1コーン支払って増員
3ターン目:1人はティカル0に置きたいが先に1番手に置かれてるので1に置く。もう1人はウズマルの0が空いてたら置いて、空いてないならヤチェシェランの0に置く → 6ターン目にティカル3で技術を上げ、8ターン目に金金石石コーンコーン。
4ターン目:ティカル3を抜いて技術を上げる
5ターン目:ウズマル0か1に置く → 8ターン目の増員用
6ターン目:パレンケの5で木を5個得た後、ティカル3を抜いて技術を上げる
7ターン目:資源と農業のどっちに行くか決まってる頃なので、それに沿ってヤチェシェランかパレンケに置く。資源に行くならウズマルにも置いて後のターンでウズマル2を使う。

※2番手は、1番手と比べて0に置けないとか増員に余計な1コーン掛かるとか不利なので、どこかで早めにスタートプレーヤーを取る必要も有る

【3番手の動きの例】
※3人プレイ、もしくは4人プレイで4番手がスタートプレーヤーを取らず、1番手2番手が例の通りにここに書いた例の通りに動いた場合の話です。

1ターン目:パレンケ1に置いてワーカーを2人残してしゃがむ → 7ターン目に木を5本得る。
2ターン目:ウズマルの0と3にワーカーが置ける。先に1番手が増員してるからウズマル3が空いてる。 → 3ターン目と5ターン目に増員
3ターン目:ウズマル4を抜いて1コーン支払って増員
4ターン目:ティカル0とウズマル0に置く → 7ターン目にティカル3、9ターン目にウズマルの5から金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン
5ターン目:ウズマル3を抜いて増員
6ターン目:ティカル0とウズマル0に置く → 9ターン目にティカル3は確定。ウズマルの方は、資源に行ってるなら9ターン目に1コーン支払ってウズマル2で変換に使うか、11ターン目にウズマルの5から金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン。
7ターン目:ティカル3を抜いて技術を上げた後、パレンケの6から5を叩いて木を5本得る。
8ターン目:資源に行ってるなら次のターンでウズマルの2が叩けるように配置。それが不要なら、行ってるコーン基盤に従ってパレンケかヤチェシェランに置く。
9ターン目:ティカル3を抜いて技術を上げた後、金金石石コーンコーンを可能な限り叩いてからウズマル2でコーンの変換。

※このしゃがみ戦法は、4番手が初手でスタートプレーヤーを取ると苦しくなる。それが無ければ2番手よりは動きが楽。また、コーン基盤はまず資源で確定。

【4番手の動きの例】
部族をドラフトしてヤルク族(ワーカー5人スタート)かフラカン族(ティカルとウズマルが相互)を取ってるので、それ専用の動きは割愛。
※1番手2番手が例の通りに動いて、3番手にスタートプレーヤーを取り返されなかった場合の場合の話です。

1ターン目:パレンケ2とスタートプレーヤーに置いてワーカーを1人残してしゃがむ → 5ターン目に木を4本得るか、7ターン目に木を5本得る。
2ターン目:ウズマルの0と5に置く → 3ターン目と5ターン目に増員
3ターン目:ウズマル5を抜いて1コーン支払って増員
4ターン目:ティカル0とウズマル0に置く → 7ターン目にティカル3、9ターン目にウズマルの5から金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン
5ターン目:ウズマル3を抜いて増員、次のターンにワーカー3人置けそうならパレンケの5も抜いて木を4本取る
6ターン目:ティカル0とウズマル0に置く。3人目は行ってるコーン基盤に従ってパレンケかヤチェシェランに置く。 → 9ターン目にティカル3は確定。ウズマルの方は、資源に行ってるなら9ターン目に1コーン支払ってウズマル2で変換に使うか、11ターン目にウズマルの5から金金石石コーンコーンかパレンケの5の12コーン。

※以降は3番手のしゃがみ戦法と同様。

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